【犬の去勢手術】メリットとデメリットは?いつから?どんなことをするの?
2023/12/21
オス犬は、去勢手術をすることで望まない出産を防ぎ発情行動や男性ホルモンに起因する病気(精巣腫瘍や前立腺肥大など)を抑制することができます。
全身麻酔下での手術なのでハードルは高いと思いますが、生活の質を改善できる場合があります。よって今回はオス犬の去勢手術について解説していきます。
当院では去勢手術は生後5か月以降に実施することをオススメしています。
高齢になってくると全身麻酔のリスクが上がってくるため、若いうちに実施しておいた方が回復も早いです。
≪去勢手術のメリット≫
・ホルモンによる性衝動がなくなるので、発情による各種行動が抑えられます。
ただし元々の性格は変わらないので、手術後必ずしも大人しくなるとは限りません。
・精巣を摘出することで精巣腫瘍や前立腺肥大、肛門周囲腺腫など精巣に起因する病気を防ぐことができます。
・望まない交配を防ぐことができます。
≪去勢手術のデメリット≫
・全身麻酔をかけての手術になるので、麻酔のリスクがあります。
・二度と子どもを作ることができなくなります。
・代謝の変化により太りやすくなります。
≪犬の去勢手術って何をするの?≫
当院では当日の血液検査で異常がなければ全身麻酔をかけて、まずは陰嚢から包皮にかけて毛刈りします。
洗浄、消毒した後に陰嚢上部を1か所だけ切開して、中の精巣を2つとも切除して切開した皮膚を縫合します。
異常がない限り陰嚢はそのまま残しますが、術後はけっこうしぼみます。
※稀に精巣が陰嚢に移動できず、鼠径部に引っかかっていたりお腹の中に留まっていたりする場合があります。これを停留精巣(陰睾)と言い、精巣のある場所によって切開する場所が変わります。すなわち、精巣がお腹に留まっている場合は開腹手術によって精巣を探さなければならないので、傷口が大きくなったり麻酔時間が長くなったり負担は大きくなります。
陰嚢を触って2つの精巣が確認できなければ、停留精巣の可能性が高いので動物病院での確認をお勧めします。
≪当院での犬の去勢手術の流れ≫
・電話もしくは来院で手術の予約(予約が必須になります。事前に精巣確認の為、初診の方は来院をお勧めしています。)
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・手術当日はフードを食べさせずに10:30までに来院して頂き、そのまま病院でお預かりさせていただきます。
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・各種検査で異常がなければ、手術を進めさせていただきます。
当日の体調がすぐれない、もしくは明らかな血液検査の異常がある場合は中止させていただきます。
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・手術が終了し麻酔が覚め次第、飼主さんに連絡。お迎え時間の目安をお伝えします。
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・夕方くらいにお迎え
※基本的に当日のお迎えが可能です。一泊入院でお預かりも可能です。
麻酔の覚めが悪い、もしくは停留精巣で開腹手術になると一泊入院になる場合があります。
通常は通院の必要はなく、抜糸は7日後以降になります。糸を取るだけですので予約がなくてもかまいません。しかし、予約なしで来られる場合は多少お待たせすることがありますので、予約して来院されることをおすすめします。
≪犬の去勢手術の費用≫
全身麻酔をかけての処置になるので、健康な子であっても必要最低限の血液検査をさせていただきます。手術費用、麻酔費用、抜糸費用を込みで以下の費用になります。
ただし、退院時に必要な抗生剤、エリザベスカラーの費用が別途800〜5000円前後かかります。エリザベスカラーをお持ちの方はお預け時にご持参ください。
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ときわ動物病院
〒841-0052
佐賀県鳥栖市宿町1430-6
電話番号 : 0942-85-9420
佐賀でペットの去勢を実施
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